米国の事例:ロックダウン解除のガイドライン 日本はどのように緊急事態宣言を解除すべきか

https://www.whitehouse.gov/openingamerica/#guidelines
最近になって米国のホワイトハウスとCDCがロックダウン解除に向けた出口戦略として公表したガイドラインについて紹介します。
アメリカのガイドラインは結構明確でかつ厳しめです。
感染コントロールを行っている研究センター、CDCのおかげだと思いますが、ロックダウン中にも以下のURLで行動ガイドラインを制定していました。お年寄りや、既に病気持ちで体調が深刻な人は、ステイホームどころか、他人にも直接会ってはならないというのが原則でした。
他やってはいけないことや、消毒のためにやるべきこともクリアに書かれています。
細かい注意点は州や、CDCのガイドに従うことも書かれ補足もばっちりでしょうか。
(大統領令のガイドライン)
https://www.whitehouse.gov/wp-content/uploads/2020/03/03.16.20_coronavirus-guidance_8.5x11_315PM.pdf
さて、
話をロックダウン解除の基準の話に戻すと大きくガイドラインは3章に分かれています。これの対象は各州知事で、それぞれが最終判断をすることを促しています。
1章:クライテリア:データに基づく根拠があること
2章:準備:州がすべきこと
3章:フェーズごとのアクションの説明
1章:クライテリア:データに基づく根拠があること
次の3つのクライテリアをクリアしていること症状:インフルエンザやコロナ感染症の症状報告が14日間減少の軌跡があること
ケース:テスト件数を減らさずに陽性反応の確認ケースが14日間減少の軌跡があること
病院:医療崩壊おこさず全ての患者に治療を提供できており、加えて、ハイリスクな医療従事者向けのテスト検査や抗体検査が行われていること
2章:準備:州がすべきこと
検査とトレース能力の充実:素早くコロナの検査を行うことができること、無症状者も含めて患者、ポテンシャル患者の感染動向をトレースできる準備があること、監視サイトを設置し、感染トレースのほかに人種的マイノリティの人たちも追跡可能にすること
医療体制の充実:
マスクや防護服などのPPEや人工呼吸器などの医療物資、機器が充実しており、すぐに患者が急増しても対応できる程度、医療病床キャパシティもあること
計画:
ハイリスクな職業や高齢の人たちへの防御計画があること、社会的距離やマスクカバーなどのガイダンスが浸透されていること、従業員スタッフや公共交通での大規模感染を防ぐ準備があること、そして、感染数の動向をキャッチして、すぐリバウンドしそうな傾向が見つかればこれを検知して、対処することができること。
3章:フェーズごとのアクションの説明
ここでは実際に経済再開に向けての段階的ガイドをしています。やはりデータに基づくこと、再発のリスクを減らすこと、脆弱なところを守ること、各州知事の指示に従うことを原則としている。BASED ON UP-TO-DATE DATA AND READINESS
MITIGATES RISK OF RESURGENCE
PROTECTS THE MOST VULNERABLE
IMPLEMENTABLE ON STATEWIDE OR COUNTY-BY-COUNTY BASIS AT GOVERNORS' DISCRETION
まず、全体にかかる話として個人や従業員、雇い主について書いています。
まず従業員や個人については今までとそう変わることはありません、具合が悪いときは会社にいかず隔離すること、手を洗うこと、顔に触らないこと、咳やくしゃみはエルボーを使うかナプキンを使い拡散を避けること、体調が悪いときは会社にいかず病院に連絡して指示を受ける事。
一方で雇い主については、社会的距離の徹底、消毒、検温、感染者のトレースをしっかり行える体制や規則を作ることを求めている。
以下より
フェーズ1.
個人:
・体調が思わしくない人や高齢の方の場合はステイホーム、隔離をすること。それ以外の人はそういった人たちにウイルスを運ばないように近づかないこと。
・10人以上のグループで集まることを避ける事
・公共の場(公園やスーパー含む)ではソーシャルディスタンスをとること、難しい場合はマスクなどのカバーをすること
・必須でな旅行はしないこと
法人:
・テレワークの推奨
・共通スペースは人が近づいてしまうので閉鎖すること、または距離を置かせること
・必須でない出張はさせないこと
・高齢など特別な人のための専用ワーク施設を用意すること
・仕事の再開は段階を踏むこと
その他:
・学校はまだあけない
・パブもまだあけない
・医者の手術はCMSガイドラインに従うこと
・スポーツジムは社会的、物理的距離を空け、消毒を徹底する
・病院、介護施設には行かない
・映画館、レストラン、遊園地などの施設も開業可能だが、社会的、物理的距離をとらせることを徹底する
フェーズ2.
個人:
ほぼ同じだが、旅行がOK
50人以上で集合するイベントに参加しない
法人:
ほぼ同じだが、出張がOK
その他:
・学校もあけてよい
・パブも占有率をさげて立ち席ということでならよい
・ジムは社会的距離と消毒
・介護施設等への訪問はしないこと
他同じ
フェーズ3.
個人:ほぼOK、混んでる環境にいる時間は最小化すること
法人:ほぼOK
その他:ほぼOK
しかしレストラン、映画館等は引き続き物理的距離を置かせること
以上です。
所感として、アメリカはフェーズ3にいくのを何時ごろと見越しているのか分かりませんが、ほぼ同じ暮らしが戻ってくることも想定しています。ただ、それでも座るレストランや映画館などは距離を置くようにいっており、やはり今までどおりの客足を飲食店がとることは形態によって難しいかもしれません。
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